半年に1度いや、もっと頻繁かも知れないが、息子の小学校から頻繁に来るメールの1つが、持参するランチにナッツ類やキウイフルーツをお子さんに持たせないよう願う内容が来る。
アレルギーを持つ児童がいるからだと記してある。

娘が小学校にいた頃からメールは定期的で、どの世代が卒業しても一定数このルールを絶対に守らない保護者がいるということである。

数日前のメールは、かなり厳しい言葉の内容になっていた。
恐らく、アレルギーを持つ児童に何かあったのだろうと推測できる内容だった。
アレルギーは自分が無ければ他人事。
私はかねてより、もう保護者にお願いするよりも、アレルギーを持つ児童だけ可哀想かもしれないが、別室でランチを取らせた方が早い気がする。

息子の小学校はランチは全学年が一緒に食堂で食べる。
日本の小学校のように教室で食べるわけではない。
給食の児童も弁当持参の児童も一緒になっており、相席などは日常茶飯事である。
これにより学年関係なく顔見知りになるメリットはあるが、ここで好き勝手な弁当の子供が入り交じることになるから、アレルギー対策は難しい。

保護者を見てきて思うのは、あれほど注意喚起しても警察を呼んでも学校周辺の違法駐車は止むことはない。
ならば、アレルギー対策をお願いしても、協力してくれるはずがない。

今から10数年程前、マンチェスター空港からオランダに向かう飛行機に乗った時、機内アナウンスで「ナッツアレルギーのお客様がおられる為、本日はドリンクとともにお出しするナッツは取り止め、クッキーに…」というアナウンスが流れた。
すかさずブラックジョークを好むイギリス人らが、「ギブミーナッツ」と言い出した。
あちこちで「ギブミーナッツ」と言い出しながらも笑いが出ていた。
私だけは笑えなかった。
何がオモロイのかがわからんかった。
「アレルギーあるやつが食べへんかったら良いだけやん」とキャビンクルーに笑いながら言い寄る男。
そないにナッツ、喰いたいか?
あんなちょっとしか入ってへん小袋楽しみに飛行機乗ってんのか…この人らは…
地上で好きなだけ食べたら宜しいがな…

しかし、これを書いていて思ったが、機内持ち込みのお菓子などナッツ類かどうか調べられはしない。
機内で出さなくとも、持ち込む乗客は止めることは出来ないということになる。
そう考えると、対策には結局なっていないのではないか…
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